Marp Cliを使ってMarkdownファイルをパワーポイント形式に変換してみる

先日・・・も先日過ぎるんですがツイッターを眺めてみると、こんなツイートがありちょうどMarkdownをパワーポイント形式に変換したいと思っていたのでMarpを使ってみたいと思います。

なお、この記事ではVisual Studio Codeの拡張機能のMarpではなくCliのMarpを使用します。

環境構築

Marpのドキュメントを見るとWin環境ではScoop1でインストールができます。

Scoop環境がない場合は、Scoopもインストールしちゃいましょう。

Scoopのインストール

コマンドプロンプト上、またはWin + Rキーでpowershellと打ちpowershellプロンプトで下記のコマンドを打ちます。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser -Force
iwr -useb get.scoop.sh | iex

エラーメッセージが出た場合は、TLS1.2の有効化してから、再度コマンドを打ってみてください。

iwr : 要求は中止されました: SSL/TLS のセキュリティで保護されているチャネルを作成できませんでした

// TLS1.2有効化
[Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [Net.SecurityProtocolType]::Tls12

 Marp Cliのインストール

コマンドプロンプト上で、下記のコマンドを打ちます。

scoop install marp

使い方

MarpのGithubにデモ用のMarkdownファイルがあるのでダウンロードしてきましょう。

---
marp: true
theme: uncover
---

# Hello, I'm Marp CLI!

Write and convert your presentation deck with just a plain Markdown!

---



## Watch and preview

Marp CLI is supported watch mode and preview window.

---

#  :+1:

ダウンロード出来たら、コマンドプロンプトでMarkdownファイルのあるフォルダへ移動し、下記のコマンドを打ちます。

marp --pptx demo.md

変換が完了するとこんな感じのパワーポイントが生成できました。

パワーポイント形式のほかに、HTML, PDF, PNG, JPEG形式の変換ができるようです。

終わりに

Markdownは書きやすく便利なものの、僕の周りでは詳しい人ばかりではなく「資料はパワーポイントで 」と言われる事も少なくなかったので、Markdownからパワーポイントに変換できるMarp Cliを使ってみました。

定型的な資料作成は、元となるMarkdownをプログラムで生成してパワーポイントに変換して提出、のようにして楽していきたいですね。


  1. scoopとはWindowsにおけるパッケージマネージャソフトのうちの1つ ↩︎
最新情報をチェックしよう!